【当日】ICL手術当日の体験レポート
この記事の要点は
気になるワードがある場合は、以降の記事を読んでみてください。
■ 待合室
- 診察券
- レボフロキサシン点眼液
- 有水晶体眼内レンズ挿入手術同意書
手術の1時間半前から絶食する必要がある。
- 御手洗を済ませること
- メガネとマスクと目薬2種以外は全てロッカーに入れること
- 済んだら待合室3で待機すること
- 待合室には保護メガネサンプルがあるためサイズを確認しておくこと
- 手術キャップはまだ被らなくて良い被らなくて良い
■ 手術前
- 手術は点眼麻酔により痛みは伴わないが、人により不快感はあること
- 手術中は急に動かないこと
- 手術は途中で止まることができるため、何かあれば伝えること
- 手術直後は左右で見え方に差が出ることがあるが一時的なものであること
この説明の後、手術室入り口付近の椅子に案内される。
そこでメガネとマスクが回収される。もう何も見えない。
■ 手術中
手術室には手術台(フラットになる椅子)と、ライトがあった。
手術台に座ると倒され、仰向け状態になる。
顔に片目がオープンした形の濡れても良いような分厚いビニールシート貼り付けられる。
▼ 目を洗われるのが辛い
「右向いてー」と言われたため、顔を右に傾けると、消毒液のような色付きの液体を目にドバドバ流された。
そしてその液を水でドバドバ洗い流される。
これが結構しんどい。
もちろん痛くも痒くもないが、想像してみてほしい。
目に水をドバドバかけられたことがあるだろうか。
小学生の時、プールの後に目を洗うための上を向いた水道があった気がするが、あれは自分のタイミングで目に水を流すことができる。止めるタイミングも自分のサジ加減。
手術のこれは、自分の意思は何1つ反映できない。こういう拷問ありそうだと思った。
ちなみに水中で目を開けるだけの感覚とは違う。
▼ 開瞼器が辛い
洗い流しが終わると、まぶたを開かれたままテープか何かで固定される。
このテープは辛くない。
固定された後に、開眼器具(開瞼器)をグイっと押し込まれるのだが、
わりと痛くてしんどい。
押し込んでいる瞬間が痛い。奥までハマると、痛くない。
まぶたをテープで固定されてから開眼器具を付けられるまで、瞬きもできず目が開きっぱなしであるため、ドライアイ的にはそれもしんどかった。
開眼器具を付けた後は、何かを点眼される。ここでドライアイが救われる。
その後は目の乾燥を防ぐといって、ゼリー状の何かを目に流し込まれる。
これが入れられると手術台のライトがキラキラして見えた。
事前準備はここまで。
手術が始まった。
メスで角膜を切っている様子は認識できるが、無痛なため実感なし。
その後「レンズ入れますー」と声をかけてもらい、何やら目をいじられる。
これも様子は分かるが何も辛くないため記憶にあまりなし。
▼ レンズを固定する作業が辛い
多分、気持ち悪かった瞬間はどこですかと聞かれたら多くの人がレンズを固定する作業だと答えると思う。
何やら細い器具を使って、レンズをぐいぐいっと固定するのだが、
視線が勝手に動いて気持ち悪い。
正面のライトを見ていたため光は視界の中央にあったはずだが、急にその光が視界の端のほうに行ってしまう。
「ライト見ててねー」と言われるため一生懸命に光を視界の中央に戻す必要がある。
戻しても、ぐいっとまた視線がずれる。それを一生懸命戻す。
なかなかに疲れる。
それに、痛くはないが、目をぐいぐい押されている感覚が凄くある。
押されている感覚が気持ち悪い。
目を押されるなんて経験したことがないため、痛くないけど痛い気がしてしまう。
耐えられるが、はやく終わってくれーーとずっと思っていた。
レンズの固定作業が終わると、瞳孔が開いているためクッキリとは見えないが、手術ライトの周りに光輪が見えた。
これがハロー現象か…なんて思っていたのもつかの間、次は機械で水のようなものを再び60秒間ドバドバ流される。
ただこれは全然しんどくなかった。
▼ 手術用のシートを剥がすのが痛い
片目が終わると、最初に顔にテープで貼られた分厚いビニールシートのようなものを剥がされるのだが、この時使用しているテープがガムテープのように粘着力があるため、涙目になるほど痛かった。
ここまでで1セット。片目完了。
やっと終わったと思っていたらもう片方の目で同じことをやる。
凄く長い時間に感じたが、片目10〜15分程度だと思う。
もう片方の目も同じ手順なため説明は省略する。
ちなみに手術中どこかのタイミングで点眼麻酔をされるのだが、どのタイミングか忘れたので省略している。
■ 休憩室
手術後は休憩室に案内される。
休憩室にはパーテーションで区切られた空間に黒い良さげな椅子と、机に小さいペットボトルのお茶、ビスコ(お菓子)1袋、自分のメガネとマスク、飲み薬3錠、コップに入った水が置いてあった。
飲み薬を飲むよう言われるのでコップの水で飲む。
ここで1時間ほど休憩することになる。
この時点では瞳孔が開いている影響か分からないが、周りがぼやぼやしているため、
「視力回復したぞ!」という感動はまだ無い。
1時間暇な時間が流れる。やることもないので徐々に見えるようになる目を楽しむしかなかった。
お手洗いもお願いすれば行かせてもらえた。
30分ほど経つと、右目がよく見えるようになってきた。
周りを見渡し、ちょっと遠くにある文字を発見。よく見えて感動する。
この時、左目はまだぼやぼやで不安になる。
1時間経ちそうな頃に、左目もよく見えるようになってきた。
感動していると、名前が呼ばれた。
休憩室の一角にある机に、今後使うもの一式が置かれていて説明を受けた。
花粉症用みたいな保護用メガネもここで受け取る。
サイズはMかLしかなく、Mでもだいぶ大きかった。
ダサいうえにサイズが合わない…。
保護用メガネは就寝時以外、常につけているよう言われた。
説明を受けた後は、執刀医が目の状態を確認する。
問題ないとのことで、今日はこのまま帰宅して良いと言われる。
ロッカーに寄り、荷物を回収し、会計カウンターに寄らずに病院を出た。
■ 帰宅後
視力も完全ではないものの、体感視力0.7くらい(根拠なし)で見えていたため問題なく帰宅することができた。
帰路の街灯や車のヘッドライトでハロー現象(光輪症)を体感する。
ハロー現象は思っていたものと少し違った。
これについては手術翌日の記事にまとめる。
▼ 術後の行動制限
▼ 目薬の縛り
帰宅後はクリニックで貰った目薬3種類を1時間おきに点眼する必要がある。
1種類点眼した後は5分間隔をあけるなど、結構面倒くさい。
▼ 就寝時の縛り
前方や遠くを見るなら、テープを縦状にすることをオススメする。